でザイナーらしからぬ

でなりの雑記。ツイッターで済ませたくないこと書くとこ。

沖縄は、アツかった。 #hcmpl 登壇レポート

沖縄で開催されたIT系技術者を中心としたイベント、ハッカーズチャンプルーのカンファレンスで登壇をしてきました。

ハッカーズチャンプルーは4日間のイベント。最初の3日間は開発合宿となっていて、各々がテーマを設定して好きに開発をする。最後の1日はカンファレンスで、僕はスケジュールの都合もあったため最後の1日にのみ参加とさせていただきました。

ことのきっかけ

知人がFacebookグループにて、ハッカーズチャンプルーの登壇者募集に関する投稿をしており、それを見て今回のイベントを知りました。

なんと、沖縄までの交通費と沖縄での宿泊費まで出るらしいとのこと。冷静に考えて好待遇すぎる対応で驚きました。

100人以上の規模でのプレゼンテーションはあまり経験がなく、高専以外の界隈にて発表を行う機会が欲しかったうえ、沖縄には人生で一度も言ったことがない自分にとっては非常に魅力的な機会に見え、僕の持つ発表テーマの中で最も面白いと思っている(かつ未発表の)ものでプロポーザルの提出を行いました。

結果それが採択をされ、光栄な事に登壇させていただくことになりました。聞けば運営内の多数決にて決定したらしく、非常に光栄でした。

登壇をしてみて

私はカンファレンスのトップバッターでした。発表テーマは

「デザイン」の本質を見なおす

というもの。こちらの詳しい内容は別でブログ記事にしたいと思います。プレゼン資料だけはアップロードしました。せっかくなので掲載しておきます。

speakerdeck.com

いろいろすっ飛んで一部わかりづらいプレゼンテーションになったため、もうちょっとなんとか出来たよなあ…と反省をしていますが、とりあえず僕の熱量が皆様に伝わっているみたいで良かったです。僕のプレゼンは「わかりやすい」ことより「なんか考えさせられる」ことを重視したものだったため、熱が伝わった感じの感想を頂戴できて、非常に嬉しかったです。

あとでプレゼン中の自分の写真を見ていたのですが、 変顔 楽しそうな表情がたくさん見受けられました。あとで見てめっちゃ笑った。

他のセッション

全部激アツでした。プレゼンターが軒並みCTOやらなんやらバケモノぞろいで、私が彼らとならんでセッションをするのが非常にプレッシャーになるほどでした。

全部見せます! “PerlでつくるInfrastructure as Code”

slasla ← hackers champloo で実装したものらしい。すげえ。

前後半に分かれていました。非常に見応えのある発表でした。本人も汗を書きすぎて、定期的にメガネを外してタオルで顔を吹いていました。 サウナじゃん。 普段はYAPCで登壇もするような方で、プログラムを見ている限りでも非常に興味がありました。

Infrastructure as Code について、基本の部分から運用例、実コードに至るまでを見ることができる厚めの発表で、Immutable Infrastructure はやはり今の時代導入が必須だと感じました。インフラのつらそうな案件をちょくちょく挟んでいて、ちょっといろいろ思い出すことがありました。いや、うん、いやぁ、懐かしみを感じてしまう…

後半は開発合宿の話でした、たのしそうな開発体制、技術的なチャレンジ、仲の良さそうなチーム…僕みたいな発表をした奴がこれをいうのもアレですが、非常にエモかったです。

Go言語の採用〜導入〜運用

Golangはいいぞ。やっぱりGo最高っぽいですね。非常に興味も湧くし、ちょっといろいろ乗り換えていきたい所存です。Tourをしながら聞いていました。

特徴的だったのは質疑応答での一言で「Goで書いてて楽しいとおっしゃっていましたが、何がたのしいのですか??」という質問に対して

うーん、なんていうんだろう、とにかく楽しいです、スマートに書けるところとか…

というふうに若干言いよどんでいたところ。Goの気持ちよさがにじみ出たすばらしい応答だったかと思います。これはもうGolangやるしかない。

Mackerelへ至る道

Mackerelはいいぞ。ぼくとしてはツールの説明も非常に嬉しかったですが、やっぱり開発体制が非常に興味深かったです。はじめMackerelチームで採用されている言語の数に驚きましたが、非常に合理的な言語選択だったため、素晴らしいなと思いました。

エンジニア向けSaaS開発の楽しさが非常にわかりました。確かに技術的なキャッチアップの速度を上げないとアレは作れなさそう。Perlをベターシェルと形容していたのは、なるほどという感じでしたが、個人的には、やっぱりGoとScalaがアツい。

PostgreSQL 9.6がやってくる!

postgresqlのチューニングの世界、広そうだった。結構コアな話だったので全部ついていくことはできず、ただかなり分かりやすかったので、これによってどんなメリットがもたらされるのかはきっちりわかる最高の発表だった。

奥が深いpostgresql、これは一回単体で勉強してもいいかも。あとpsqlコマンドはpostgresqlとは別で…みたいな位置づけの話とか、新鮮な話も多く不勉強だなあと素直に感じた。psqlコマンドつよい。

モンスターストライクを支える負荷分散手法

名前がまずやばい。 最高のライブラリを紹介された気がした。

github.com

これは、最高でしょ。こういう発想強くなりたいからオープンソースにコミットしようと感じた。

LT

いや、もうホントすげえよ、 ついこないだまで高校生だった人間の無茶振り登壇 とかね。

SansanのイケメンのイケイケドンドンLTとか見て、マジすげえなという気持ちになった。

あとAMIMOTOの発表が二回あった。WordPressとかいうつらすぎるツールをまだマシにしてくれていて仏だと思った。pluginの命名規則がよくわからない問題はやっぱり健在らしい。

懇親会とかその辺の。

沖縄の文化

めちゃ楽しかった。

沖縄で働く人は、沖縄にコンプレックスを持っていたり、逆に楽しんでいたり、かなり多種多様ではあった。とはいえ、全体の「意識」として例えば技術のキャッチアップ速度が低いことなどを憂いている人が多い印象があった。

個人的には沖縄県民の働き方が気になっていたが、やはり東京の案件をリモートで受けるなど、おおかた想像どおりだった。ただし、それでも立派に仕事が成立していることにやっぱり感動した。将来沖縄で仕事ができたらどれだけ幸せだろうと思った。クソ暑いけど。

沖縄で絡んだ人

スピーカーの方々とは少しずつ話をさせてもらえた。ガッツリは話していないけど、その中でも彼らの考えや持っている知識はやはり貴重で、自分もそのレベルに達したいと心のそこから思った。

県内で仕事をしている方と話した。県内で普通に仕事をしようとすると割と大人の事情が大変らしく、若手が盛り上げないとっすね!!みたいな話をした。

運営の方々とも少し話した。僕のTalkに投票をしてくれたとの旨も教えてもらって感謝しかなかった。セッションが聞けなかったようなのであの哲学を再度ペラペラと喋った。

スピーカーのpapix氏とslas.laを開発していたデザイナーとも話をした。自分もまだまだながら、デザイナー同士エモトークをした。 あの人超エモかった。 次のUX系のイベントが会った時にしれっと誘って引き続きエモい活力を頂きたい。

夫婦参加の方とも話した。奥さんのほうが僕の発表で、「私も何でも屋。つらい」的な、目を引くツイートをしてくれていた人で、「そういう星の下に生まれているんすよ、それ」って100回ぐらい思った。ってか夫婦でこういうイベントの参加ってマジはんぱねえー。

Sansanのイケメンがイケイケドンドンだった。東京のRails寺子屋というイベントにて拝見したかたが沖縄に移住していて、ばったり会って、かなり焦った。正直ここには書けない闇の話をさせてもらった。

Clojureは()が多いけどサーバとクライアントが書ける優秀な言語だった。でも ()は多い。

感謝したいこと

  • 交通費・宿泊費を補助していただき、ありがとうございました。ご補助のおかげでハッカーズチャンプルーを心置きなく楽しめました。
  • 運営スタッフの西島様( @k_nishijima )にはホテル手配などで非常に丁寧な対応をしていただけました。おかげさまで非常に快適に沖縄を楽しめました。ありがとうございました。
  • 運営スタッフの皆様、最高のイベントをありがとうございました。私がもっとも感謝すべきは、私の乗った電車が遅延した際に柔軟にカンファレンス開催時刻を遅らせてくれたことかと思います。ご迷惑をお掛けしたにもかかわらず、暖かく対応していただき、本当に有難うございました。

最後に感想をば。

沖縄は、アツかった。

ぼく自身、スピーカーとしてかなり発信する立場でしたが、学びも多かったかと思います。しかもすげえ楽しかった。どのセッションもすごかった。内地に戻った後もガンガンやっていく覚悟を決めた、アツい沖縄旅行になりました。