OMRON HUMAN SENSING HACK OSAKA
OMRON社の出している人認識センサー「Human Vision Components - Consumer model (HVC-C)」を利用したアプリのアイディアソン、OMRON HUMAN SENSING HACK OSAKAに行ってきました。
■ イベント概要 : http://opencu.com/events/omron-sensor2
HVC-Cは、Bluetooth接続可能なカメラ型のデバイスであり、カメラに写った画像を元に人認識・顔認識(表情の種類など)・年齢推定・性別推定などが可能。
アイディアソンの前にゲストトークがあり、その内容がとても勉強になりました。
■ ハードウェア事業をするに辺り
ゲストのお二方はウェブ系出身でしたが、「ハードウェア事業とウェブ系の事業の2つで、考え方が違う点はあるか」といった旨の質問に対し
今はハードウェアに関する知識もググれば出る時代、センサを使いたければ、そのセンサについて検索すれば設計すべき回路から使い方まで細かく出てくるためあまり敷居が高くない。また、「ユーザーにどういった体験をさせて満足させるか」といった考え方はウェブもハードウェアも共通である。ただし、ハードウェアが絡むと、ユーザーにさせられる行動が必然的に増えるので、満足させるための方法に幅は広がる
というふうに答えていた。特に自分が惹かれたのは「ハードウェアが絡むとユーザーにさせられる行動が増える」といった部分で、コレまでのマウスやキーボード、タッチパネルといったインターフェイスから進化した、次の新しい形だなぁと考えさせられました。
■ アイディアを生む秘訣
さまざまなアイディアを実現し各種メディアに取り上げられたりする両ゲストでしたが、センサーを使ったプロダクトのアイディアを生む秘訣を質問され、株式会社ユーザーローカル代表取締役 伊藤 将雄さんは
裏コンセプトに何らかのギャップがあるモノは話題を呼ぶ
と答えた。実際に伊藤さんの手がけたプロダクトの一つに「スマート座布団」があるが、コレは裏のコンセプトには「スマートデバイスの堅いイメージ」と「座布団の柔らかさ」にギャップがあるという。
また、る株式会社大西 拓人さんは
なにか別の、日常にあるものと掛け合わせ、別の見方をすることが大切。センサーというのは出力結果が数値であり、点だが、過去のデータと組み合わせると、線になり波になる。その波を使って、センサーの出力結果を全く別の見せ方をするとよい
と答えた。
こういった、勉強になる話を聞いた後、アイディアソンを行った。
自分の結果をまとめておくと
【HVC-Cアイデアソン@大阪】#hvcc #ma11 4チーム目 pic.twitter.com/XznzuyFh5m
— Mashup Awards (MA) (@mashupaward) 2015, 3月 8
【HVC-Cアイデアソン@大阪】#hvcc #ma11 チーム名:証明写真/サービス名:映画感証 映画を観ている時の感情をロギングし、いろんな事をする! 映画館の席にHVCCをセットし使う。 喜怒哀驚無のそれぞれのデータを数値化し、カップルで行った時に相性を判断。 — Mashup Awards (MA) (@mashupaward) 2015, 3月 8
【HVC-Cアイデアソン@大阪】#hvcc #ma11 チーム名:証明写真/サービス名:映画感証 応用例:趣味が合う友達、恋人のマッチング、その人にあったおすすめの映画をサジェスト、映画の定量的な分析、意外な面白い映画の発掘。
— Mashup Awards (MA) (@mashupaward) 2015, 3月 8
こういった提案を行い
#ma11 #hvcc 賞状授与! pic.twitter.com/EjIdCl78xY — Mashup Awards (MA) (@mashupaward) 2015, 3月 8
最優秀チームに選ばれました!やった!!コレをきっかけにセンサを用いたアプリ開発をしようかと思えた、勉強になる一日を送れました。