でザイナーらしからぬ

でなりの雑記。ツイッターで済ませたくないこと書くとこ。

高専カンファレンスをデザインする #kosenconf

高専カンファレンス100 in 東京(通称 100カンファ)。2015年の年末に開かれ、いわゆる「大開催」に分類される。私は(ブログ執筆時)5日前に開催されたそのカンファに「デザイナー」として携わりました。ちなみにカンファの運営はコレが初めてです。

本記事は、今後高専カンファレンスを開催する方々に贈る、私が大開催をデザインした時に学んだ知見と、現在でも使われている高専カンファのあのロゴを作った@kai_zoa氏との話を通じて感じたことをまとめたものです。

自己紹介は割愛します。コチラのスライドを参照してください。 http://slides.com/denari01/about_me/ もしくは連絡はTwitter: @denari01まで。

100カンファスタッフ、デザインチームで作ったもの・作れなかったもの

※ スタッフの分類については、実行委員長(id:marin72_com)のブログを参照してください。

ちなみにチームと書いていますが、@kaziki2も今回のデザインを手伝ってくれました。

作ったほうが間違いなくいいもの

  • ポスター
  • 名札
    • 実は公式Wikiに、公式の名札のデザインファイルが上がっていますが、あえて使わなかったです(後述)
  • 身分シール
    • こちらも公式のデザインファイルが上がっていますが、あえて使わなかったです(後述)

蛇足に近いけど作ったもの

  • チラシ(KOFカンファ用)
    • 他の高専カンファレンスでのチラシなどの配布は、僕の場合皆さんにOKを頂けました。断る人もそうそういないかも。
    • チラシはほんとうにいろいろ役立ちます。
      • 家にめっちゃ余っています...役立てられなかったのは後悔...
  • スライドテンプレ6種
    • 大開催になると、企画ごとにスタッフを班分けするのですが、そこで(ある程度)共通のポリシーをもってスライドを作ってもらうにはコレは必要です。
  • 公式ステッカー
    • 超好評でした。
    • ステッカーを配ると、やっぱりカンファレンスを「思い出してもらえる」のがとても良いですね。是非他開催でも。
  • 全国高専MAP(いろいろ間違っている)
    • すみません、いろんな高専の場所がずれてます。
      • 誰か直してくれぇ〜〜〜 ><
    • 皆さんが何高専出身かが見れて、コレも大開催向けですが、たのしくなります。小さい開催でもやってみると意外な発見があるかも
  • スタッフパーカー
    • 自己満足。
    • めっちゃ好評でしたよぉ〜(後述)
  • 夢これレター便箋
    • 夢これという企画で利用した、手紙用の便箋です。
    • 企画班との連携があって初めて作れるものもあります。
  • タイムテーブル用フライヤー
    • コレは本当大切です
    • 近年はやっぱり「ペーパーレス」とか言っていますが、こればっかりは紙媒体めっちゃ良いです。
      • スクリーンは「Twitter」を開くため、メモを取るために使っているため
    • 特に大開催は、次の時間帯の題目が複数あるケースなどもあるのでかなり重宝されていたらしい
  • 腕章
    • 自己満足。
    • 高専カンファレンス事務局が保有の備品にちゃんと使える腕章があるので、わざわざ用意しなくてOK!!
  • 残り分数を表示するやつ
    • 必要な可能性もあります。
    • 企画と備品次第!!企画班の状況を判断するのとても大事
      • 今回のカンファではミーティング中に企画班側からの発注で作りました。デザイン班のスタッフは万能じゃないので、企画さんたちも支えてあげようね!
  • 構内案内看板とかこまごましたもの(パート1,パート2)
    • まあ、前日にめっちゃ用意しました。そんなに手間じゃなかったです
    • ページ数が多いって??まあ僕プロやから一日でもコレぐらい余裕で用意できるっす。笑
  • アイコンステッカー(使用イメージ)
    • 手間がまじすごいです。
    • 一人1枚でデザインが違うので、業者に頼むとお金が半端ないです。ステッカー用の印刷用紙を使ってご家庭のプリンターで印刷するほうが身のためです。
    • はさみできるのまあまあめんどくさいです。
    • しかも参加者はわりと直前になだれこんでくるんで、それを待ってから印刷のための作業を始めると、「前日に寝れない」とかの可能性がでるので、「ベストエフォート」程度でやるのが精神衛生上おすすめ

分かるでしょうか。今回用意したものは14品目です。1品目ごとに平均2日かかるとすると、28日。約1人月かかります。一口にデザインと言っても、100カンファ規模のデザインをするとコレぐらいは簡単にかかります。

作れなかったもの

  • 夢これボード
    • 夢これ、という企画で利用した、夢をふせんで貼りまくる掲示板的な模造紙。企画班との密な連携が取れていたら、コレもデザインできていた。
    • 後の第に言いたいのは、「企画班に遠慮されないように、しつこくてもいいから連絡をとりまくれ」
  • パンフレット
    • フライヤーで代替した。
    • フライヤーみたいな、A4ペライチだと印刷費用がかなり安いです。
    • あとパンフレットを埋める程企画があるカンファも珍しければ、そんなに体力のあるデザイナーも珍しいです。僕はなんとかできるけど、例えば同級生にそれを期待するのはとても酷です。
    • ここはあまり作成しないで正解かも。
    • もし次の大開催で作るようなら一声かけてください。有給をもらってでもそのパンフレットを頂きに行きます。
  • サブスクリーンに写ってたTwitterとかのあれ
    • @asonasさんが作ったもの
    • あわよくばコレもデザインできた
    • なんだかんだで手が回らず。もっとプレゼンを余裕持って作っておけばとか、言い訳しかできねえ...!!!
    • CSSコーディングしてPR送ろうかな(コソッ)

デザインスタッフについて

まずはそういう担当のスタッフが必要かどうかですが、特に必要というわけではありません。 しかし、デザインスタッフはアサインするとかなりカンファレンスのクオリティが上がった気になると思います。本当に手っ取り早いです。参考画像はこちら。

DSC_7588

DSC_7600

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見たら分かるでしょう。

このカンファレンスは僕が趣味時間を2ヶ月程全部溶かしきったこともあって、正直かなり多くの部分をデザインできており、 @kai_zoa氏いわく、「僕は過去にこんなにデザインがちゃんとしたカンファを見たことがない」とのこと。

しかしデザインスタッフが居れば、これに近いクオリティのカンファだって、全然作れるハズ。 もしもカンファレンスを開催したくて、デザインスタッフを探せてない人は、いろいろナンパをしましょう。

僕もスケジュールと条件次第でナンパに応じますし。

あと女子に話しかける勇気ぐらい持ってください。女子は本当デザインスタッフめっちゃやってくれるらしいです。

デザインスタッフが考えるべきこと

誰よりも高専カンファレンスの目指す方向を理解してください。

方向性を考えるのは「デザイナー」の仕事では無いです。(根本的な話で、スタッフ全員の話。もちろんデザインスタッフもスタッフの一員なので、厳密にはこの記述は嘘。)

我々デザインスタッフは、目指すカンファレンスを視覚的な「カタチ」にしていく大事な役割を担っています。

デザインスタッフが作った通りの印象を参加者は抱くし、もっと言えば、デザインスタッフが作った通りの印象をスタッフ全員が抱く事もしばしばあります。

100カンファでは、「Dreaming」というテーマを掲げていましたが、Dreamingよりも「100」が目立つロゴを作りました。

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後ろには、@kai_zoa氏が作成した、高専カンファレンス公式のロゴ(っぽいもの)が入っています。

つまり僕がカタチにしたものは、「Dreaming!!夢いっぱい溢れる高専カンファ💓」ではありません。

100回目の、一つの区切りの高専カンファレンスです。裏テーマとして、王道の高専カンファを往くというイメージも込めています。なんとなく伝わっているハズ。

もちろん、「夢いっぱい溢れるカンファ」も目指していましたが、僕たちは今回のカンファレンスを、100回目のすげーカンファとして周知したかった。なので僕はこういったロゴを提案しました。

もちろん、カンファの目指す方向を捉えるためには、いろんな議論を見ましょう。ROMでも構いません。実は自分は、100カンファSlackのすべてのチャンネルに属しています。(≒すべての企画に目を通している状態)

@kai_zoa氏に頂いた言葉、それと思ったこと

@kai_zoa氏 : 高専カンファレンスのロゴを作った人

「僕は過去にこんなにデザインがちゃんとしたカンファを見たことがない」

ですよね。めっちゃ頑張りました。

僕は個人的に、このイベントのデザインはポートフォリオサイトを作ってデカデカと掲載してやろうと画策しています。

基本的にはこんなに頑張る必要は基本的にないです。しかし、僕はここまでやりました。デザイン方面でも、「すごいカンファだった!!!」って参加者に言わせてやりたかったんですよね。笑

Twitterでお褒めの言葉をいただく度に、見えないところで「よっしゃ」って言ってたのは内緒。

次の大開催でもここまではできるよな??頑張れ未来の実行委員さんたち

「僕がつくったロゴ、ずっと使われてるよね、変えてもいいって5年ぐらい前に言ったのに変わってない。笑」

あ、すみません、実は僕、マイナーチェンジしてました。

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2015年、未だにフラットデザインは流行っています。

高専カンファレンスの、@kai_zoa氏のロゴはスキュアモーフィックな感じのロゴになっていますが、2015年の「今風」ではないです。

そこで、100回目だし、新しい世代の流れもあるということでフラット化しました。

元の良さを活かしつつ、新しい風を入れて進化させる。まさに100カンファらしい試みだったと僕は思っています。

もちろん、このマイクのロゴをつかわなくてもいいかもね。100回で区切りもついたし。

大切なのは、ロゴを守ることではない。自分が作りたいカンファの為のロゴを用意しましょう。

そうおもって、僕は、公式wikiの名札と身分シールは使わずに、100カンファオリジナルのものをつくって、「やっぱ100って特別!!」って思ってもらえるように働きかけました。

まとめ

僕は、14品目と、かなりデザインを頑張りました。

デザインはとっても楽しかったし、誇りを持って仕事もしました。

後の世代には、もちろんペースを崩さない範囲で、僕の作ったモノを参考にしつつ、自分のカンファをワンランク上のモノにするために頑張って欲しいです。

次の大開催たのしみにしてますので、皆さん、三回目の掲載ですが、コレを読め!!


CC BY-NCのくりむぞんさんの写真を利用いたしました。

こちらの記事の一部には@crimsonwoodsさんが撮影された素晴らしい写真・そのリンクが用いられています。リストは下記です。

  • アイコンステッカー、使用イメージ画像(リンクのみ)
  • チラシやステッカーが机上に並んでいる写真
  • スクリーンにロゴが大きく写っている写真
  • スタッフが後ろを向いてつったっている写真

CC BY-NC crimsonwoods

これらの写真には、利用に関してルールがあります(上記リンク)。きちんとご確認ください。

こちらの記事に掲載されているものについて

上記の写真以外は、基本的に利用してもらって構いませんが、一応一声かけてください(こえかけてもらえると嬉しくなるから)。もう少し整形したら http://kosenconf.jpwikiに反映します。wikiに反映したものは、wikiからのDL・無許可での理由を許可したいと思います。

そういえば、世の中にはめっちゃイケてるサービスがあってね??

知ってますか??こちらのサービス

tmix.jp

こちらのサービスで、このイケてるパーカーを作りました。

DSC_7812

高専カンファに限らず、イベントや、個人でのTシャツやパーカーの作成は、ブランディングにとても大切です。

今後のカンファでも是非使いましょう。スタッフが小数でも、1枚からTシャツが発注できるし、最悪デザイナーじゃなくてもTシャツをデザインできるので、高専カンファに実はマッチしてるサービスだと思っています!!

ってかさ、パーカーかっこ良くない??ね、かっこいいっしょ!! あはは、tmixとデザインスタッフが居れば、こんなかっこいいパーカーを着てのカンファも全然できちゃう!!最高!!

でなりは、モチベーションが上がるデザイン案件を募集しています。

私でなりは、デザイン案件を募集中(2015年末)。

お金は基本的にいただきません(飯おごってもらうとかしてもらう可能性はゼロじゃない)。が、モチベーションのもつ仕事しかお引き受けしません。 たとえば友達の名刺とか、面白そうなイベントのデザイナーとかね?

条件をあえてもうけるなら、ポートフォリオサイトを作る予定なので、そこで紹介できるものがとても嬉しいです。

僕のデザインスキル向上に一役買ってくれるアツい人、是非お願いします〜

100カンファ行ってきた!! #kosenconf

こちらの記事は高専カンファレンス 100 in 東京に、デザイナーとして携わった、スタッフの@denari01が、参加者・発表者目線で高専カンファレンスを振り返るものです。

高専カンファレンスを運営してみて。 > denari01の運営としての振り返りです。

他にも「デザイナー目線」も作る予定です。多分一番価値のある記事は「デザイナー目線」になるので、この記事は、またもや自己満足のために書き残すこととします。

運営もやっていたこともあり、前日入り。というより...

前々日に家を出ました。この振り返り記事の、約一週前?? いや〜、本当に今回のカンファは長かったですね。

基調講演

流石に全部は聞けてないですが、やっぱり幾つか聞きました。(あと、このブログを執筆している段階で、youtubeに動画が上がっていたので拝聴させていただきました。)

#004fukui の紹介で、我らが福野さん(@taisukef)が少し話していて、驚いてツイートしました。

職権乱用ではありません。完全なるドジです。本当は僕の個人アカからつぶやく予定だったのに...

アイスブレイク

運営側でしたが、自己紹介の最初のあたりとか人間知恵の輪は皆さんに混ざって行いましたし、あと運営だったからこそ、固定のグループだけでなく、いろんな人と話せてとても楽しかったです

人間知恵の輪、対角線上にいる人と右手を、その隣の人と左手をつないだら、くっそ難しかったです。綺麗な輪??できるわけねーよ...www

しかしまあ、それはそれでとても楽しかったです。

あと巻物は、やっぱり面白かったですね。中身も、イラストから正統派まで、中には全部で5文字というキワモノもあり、やっぱ高専生のセンスすげーってなりました。

夢これ

正直聞けてないです。 ルータ芸人 id:puhitaku とかの時、TLがすげえ知り合いにまみれていたのと、「シャワーでアイディアを思いつく」話をしたのは観測しました。

もっと聞きたかったですね。動画にて拝聴させていただきますね。

懇親会

受付の仕事から解き放たれ、めっちゃワイワイしてました。 hogasさん(@hogextend)から「あ、でなりさんですよね、100カンファのデザインをされた。」とお声がけいただき、少しの間ものづくりに対する自分の持論をお話しました。釈迦に説法だと100回ぐらい思いました。

そのあと、すこしぶらっとしたら、東西南北さん(@touzai_nannboku)にばったり。獣(@Helm_Cminor)と一緒に写真をとってもらいました。というか獣のほうが写真に入ってきた。

いつもの明石高専勢(カレーメシ先輩(id:nwpct1) , どくぴー(id:e10dokup))とご対面。煽られました。いつものことか。

少し歩くと、やっぱり金沢カンファ参加者各位と出会ったりして、「宣伝してよかった!!」なんて思いました。金沢カンファでも本当に素晴らしい出会いをたくさんいただきました。そのこと記事にしてねーや、ごめんな。かっかくん

そのあとに、@whywaitaさんさんを始めとした、電通大ドメイン百鬼夜行ドメインの話やWebフォントの話フォントのはなしをしました。電通大生マジすげーわ。ごめんな、こんなやつが高専出身会社員で。

二次会

ルータ、カレー、メガネの飲み会にナルシストが参加しました。 話題は進路のこととか、なぜだか僕のいろいろを聞いてもらったりしました。ありがとな。 技術の話も面白かった。三人とも僕なんかよりはるかに技術力あるし勉強させてもらいました。社会人のはずなんだけどなあ。

複数トラック発表

発表してきましたよ。

いや〜、118枚中55枚で終わっちゃいました!! もちろん後悔はあります。が、僕の伝えたい内容が伝わらないぐらいなら、伝えたい内容が一部でもちゃんと伝わる方が良いですし、途中で終わってしまうのは、概ね想定の範疇ですしね。笑

皆さん是非是非読んでください。 一応いろいろ考えて作ったつもりです。

Twitterでも反応ありがとうございます。多分ほぼすべてのツイートをふぁぼりました!!!!←

他の発表は見れてないです、しかし、明石高専勢(カレー、メガネ、いるやんくん)の発表はとてもおもしろそうだったし、その他の発表もやっぱり面白そうで、もし仕事がなくても「「「体を分裂させたい衝動」」」にかられてたと思います。

一般発表

受付のモニターでめっちゃyoutube live見てました!!

本当面白かったですね。 しょぼん先生おびなたさんの話が本当に没頭して聞けました。

Wordpressのお話とか、プラグインの充実度、知ってるようで知らなかったですね...やっぱり普段から使っているとそういう知見はあつまるのかなあ。やっぱり使い方を考えれば便利だなあ。

○○コン、参加したかったなあ...プロコンだけじゃなくてね。何も参加した事無くて、話聞いててやっぱいいなあと思いました。来年こそ、1観客としてでいいからいろいろ見に行こう。

LT 、そんなにみてない

へるむさんのやつだけガッツリ見てました。 やっぱりLTのあの勢い出してもいい感じかっこいいな。 星になったなっちゃんは流石に笑った。

他の人は資料上げて!!!というかどっかにまとめたい!!!!

全体を通して

めっちゃたのしかった〜、遠くまで来たかいがありました。

ただ、いくつかの後悔がのこりました。

  • あんだけTwitterでフォローをしまくったのに全員特定できなかった
    • 本当つらい。Twitter見るたびに「ああああ」ってなる。
  • id:macchaさんとお会いできなかった。
  • 懇親会中に、名札に「美人事」とかかれた人を見かけたが、お顔を拝見することも、お話することもできず。
    • コンテンツ力の高さを観測したのに、そのコンテンツに触れていないというもったいなさ。
  • ほわいと(るか)さんの驚きの白さ、観測できず
    • ご自分で白い白い言ってたので、きっとほぼ豆腐なんだと思います。

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わたしの頭のなかの@howaito_ruka

総括

楽しかったっす!! 運営の皆さんあざーっす!!

高専カンファレンスを運営してみて。

こちらの記事は高専カンファレンス 100 in 東京に、デザイナーとして携わった、スタッフの@denari01が、運営目線で高専カンファレンスを振り返るものです。

他にも「デザイナー目線」「登壇者・参加者目線」も作る予定です。多分一番価値のある記事は「デザイナー目線」になるので、この記事は、もはや自己満足のために書き残すこととします。

ことの発端、実行委員になるきっかけ

僕が東京で100番目の高専カンファレンスが行われる事を知ったのは、9月に自分が主催で開催した kosen10s LT #2の準備中のことで、運営の仕事をかなり手伝ってくれてたなっちゃん(@marin72_com)が「高専カンファ100やるから告知枠ちょうだい!!」と言い出したからである。もちろんそのときは、告知枠を準備し、その告知では「まあでかいカンファをするんだなあ」「僕も登壇してみたいなあ」「てかなっちゃんかっこいいなあ」ぐらいまでしか考えてなかった。

時は1月たち、10/6。 なっちゃんからFacebookでこんな連絡がくる。

でででで,でなり〜〜〜〜
2週間ぐらいで高専カンファのポスター作ってよって言ったら,
忙しすぎて厳しいですかね?

いや、デザイナーなめんなと。こいつは何を言ってるんだと。そう思いました。僕は思ったことをそのまま伝えました。

2週あれば6枚ぐらい作れますが、なにか??(ドヤァァァァァァァ

こうしてぼくは100カンファの運営に、デザイナーとしてアサインしたのでした。

ちなみにその時の会話で、僕は忘れてなくて、多分なっちゃんはわすれてるんだろうけど、僕が受付や広報など多岐に渡ってがんばろうって思った唯一無二の理由が生まれた会話が下記。

でなりし〜
(僕の前任者のデザイナーさん)が忙しいとのことで、
でなりにお願いしたい!!!!
実行委員、別に増えても問題なくねって雰囲気なのて、お願いしたいかも
実行委員になったらでなりも広報してくれるでしょ(❛ᴗ❛人)✧
あと、当日ぐらいはさすがに仕事頼むかもだけど、
来てくれるしいいよね!!!!???
なっちゃんし〜
おけー、承った。
やるからには当日だけじゃなくても、
手伝える範囲で手伝うさ(とか言っちゃうオレ超イケメン)
イケメンかよ!!!!!
鼻血でるわ!
鼻血はすすって、どうぞ

アサインした直後、めっちゃ不安

Slackに入れられました。

前の章で出てきた僕の前任者のデザイナーさんや、@asonasさんや@RooandQooさん、@kawatasoさんなど、過去参加のカンファでかなり活躍してらっしゃったキラキラ高専カンファMENがいたり、名前を見たことがない人が3人ぐらいいて、なんか凄い影響力ある発言をバンバンしてくる環境だったりと、こんなよくわからん「なんちゃって福井県民」が「デザイナーです!!」って言うのが凄く怖かったです。

もちろん、僕程度の実力だと彼らをデザインで100% うならせることは、多分終始できてない。それをかき消して彼らすげー奴らにちょっとでも認めてもらうために必死でデザインをしました。

理由はもちろん、イケメン宣言をしたから。

受付や広報、デザイナー以外としての仕事

広報の仕事はもう全然できてませんでした。

正直なっちゃんの影響力が強くて、僕個人としては、彼女に頼り、彼女を立て、彼女の動きやすいように事を運ぶことに注力した部分があります。(たとえば、denari01 アカウントでとりあえずあまり深く考えずに楽しそうなことをハッシュタグ付きでツイート。なっちゃんならそれを間違いなく拾ってくるだろうから、勝手にRTさせて、ハッシュタグをなんとなく盛り上げるなど。) @kosenconf からのツイートがとても少なかったのが正直いってダメでしたね。個人的にはもっと頭悪くていいから、数を打ちたかった。

受付も担当しました。当日は受付に僕がいる時間が割と長かったかと思います。

事前に「受付なんてノリで行ける」と言ったら、実行委員長に理詰めで追い込まれてつらかったのも覚えています。

では,ここで仮に 1時間に120人の人が来たとしたら,
60分 / 120人 * 2窓口 = 1 なので,1人あたり1分になります.
もちろん,これは1人ずつ順番に来たとしてなので,
最後の30分にドバドバと来るかもしれないと思うと,もっと大変だよね

ええ、もう仰るとおりです、マジなめてました。 当日も結局僕の頑張りはあまり大きくなかったかと。大事なところで独断で動き、ことごとく失敗して、各位にご迷惑をお掛けしました... :bow:

その代わりと言ってはアレですが、受付の可愛い人受付の可愛い子がめっちゃ頑張ってくれました。この二人は僕の適当な性格を正すかのようにキッチリ動いていたりして、ほんとうに迷惑をかけっぱなしだったのに、最後まで愚痴の一言も漏らさなかったので、この人たちは多分凄くいい人なんだと思いました。

実際、あれだけ当日にバタバタした受付をなんとか形にしたのはこの二人の活躍がかなり大きいです。KPTに書いとこ。

もちろん当日だけじゃなく、前日とかの準備も、物品の準備やらレイアウトの提案やらを任せたのでかなり大変だったろうなと思います。心のそこから感謝しています。

他にやったことはせいぜい"山田くん"ぐらいです。

前述のキラキラ高専カンファMENの一人にうなすけくんがいます。 彼が企画に携わったアイスブレイクにて、まさに彼の部屋の補佐役としてちょっと仕事しました。

しかし、彼、ほんとうにセンスがやや古く、参加者の皆様に道具を配布する際に「山田くぅ〜ん、皆さんに例のものをお配りしてぇ〜」とか言い出しました。いや、僕も笑点とても好きで、普通の高専生よりは見てる自覚あるけれど、老舗中の老舗だし、きょうび笑点て...www

おかげさまで、懇親会などで「あ、山田くん」と言われることもありました。凄い楽しかったです。参加者の皆様からもかなり好評でしたよね。

もちろん、デザイナーの仕事もたくさんありましたよ。

デザイン班でつくったもの、ある程度の分類にとどめても13種類ありました。

KOFカンファでチラシを配りたいと、個人的に奮闘したり、もちろん、ポスターやタイムスケジュールもそうですが、僕の目標として、「めっちゃ隅から隅までデザインしたい」というのがあって、可能な範囲で頑張りました。

また、受付の可愛い子こと、カジキちゃんちゃんも凄くがんばってくれて、あの好評だった「パーカー」「ステッカー」を作り上げてくれました。

運営やって思ったこと。主にクロージング。

デザインもめっちゃがんばったし、受付や広報も自分なりにやれるだけやって、正直がんばった自覚があります。

んで、そんな時に、なっちゃんがクロージングでこんなこと言ったんですね。 うろ覚えなのでちゃんとした文章覚えてたりする人がいたらそっとTwitterでDしてください。

デザイナーさんをほんとうに酷使した。
最初にポスターをデザインしたんですけど、
それも今の案のほかに3つぐらい案をあげてくれたし、
ほかにもプレゼンのテンプレートで、私が「2案作って」って
言ったら6案も出してくれたし、本当がんばってくれました!

Twitterでも各位がそのことにふれてくれてました。100人超の来場者の前でこんなことを言われてしまうと、凄く泣きそうになりました。

この時僕が思ったことを、そのまま本投稿の締めとさせていただきます。

あー、運営楽しかった。今ほんま感謝で心がいっぱいやなあ。

忘年会を助けるクソを生み出した。

この記事は「クソアプリ Advent Calendar 」11日目の記事です。

みなさんのクソを諸事情あってまだ見れていないので、今月末手が空くタイミングがとても楽しみです。


ちなみに、

今日、2015年12月11日は私の勤めるj社の忘年会です。私は幹事の一人として参加してきます。皆さんがこの記事を見ている頃、もしかしたら僕は忘年会でワイワイやっているかもしれません。

ちなみに、今年の忘年会は洒落た感じのバーを貸しきって「好きに使っていいよ」と言われています。ということで、僕はいつもイベントをやる時と同じのりで、スライドを作ったりプロジェクターを使ったり する予定です。

で、これが、11日目のクソだよ。

早速ですが、こちら!!

http://denari.xyz/toshiwasure/

(リポジトリ : https://github.com/denari/toshiwasure/)

これなーに??

弊社の忘年会では、今年2つの企画を行います。

  1. スリッパリレー(リンク先は参考動画)
    • 動画のとおりで、足だけでスリッパを横の人に繋いでいくリレー形式のゲームです。
    • 絵面以上になんか面白かったです(幹事のMTGのテストプレイでは)
    • 参加人数やもろもろの都合で、5人5チームとしました。
  2. 社員○×クイズ
    • 社員一人ひとりにまつわる○×クイズです。
      • たとえば、「○○さんの家は木造住宅だ!」みたいな、その人に関係する、多分その人しか正解を知らないであろう問題を出すものです。
    • 問題文は予め幹事が考えます。が、それが正解か不正解かは、参加している社員にその場で教えてもらいます。
    • 参加社員全員分問題があり、例年全員分なんだかんだ表示してるらしいとの噂を小耳に挟んでいました。

しかし、やれ「5人5チームに参加者を分けるくじ引きつくらなきゃ」だの「クイズの出す順番はランダムがいいけど、どうやってやろっかな」だの「プロジェクターがせっかくあるなら問題文映したくない!?」だのと、僕自身が忘年会を楽しみにしていたが故に、自分の中での問題意識や妄想は膨らむのです。

そこで、今回はAdvent Calendar申込時に作ろうと思った「かしこいかわいい俺メーカー(後述)」を直前で取りやめて、忘年会を楽しむ手助けをするアプリをつくりました。

欲しい物リスト

忘年会で、プロジェクターをせっかく使うなら、やっぱりPCでできることをいろいろしたくなってしまうのが、我々オタクの性といいますか。ドゥフフ

  • 進行状況(何時からイベント開始ね!とか)をプロジェクターで表示したい
    • ここの部分は既存のツールに頼ったほうが都合良さそうです。一旦パス。
  • チーム分けをうまくしたい
    • 特にこだわりなくランダムに決めていいとのこと。ランダムであることを明示的にする意味でも、アプリが役に立つ場かもしれない
  • スリッパリレーはトーナメントで行うが、そのトーナメント表がみたい。もっというと線が引きたい
    • 面倒臭そうなのでパス。僕のスキルセットならAdobe illustratorのパスを直接触ったほうが100倍速い!!
  • クイズをランダムな順番で出したい。
    • 次の対象の社員が分かるようなインタフェースにすべきか、次の対象社員を伏せたインタフェースにすべきか、一長一短ありました
      • ちゃんとランダム感アピールする意味と、幹事的には残り何問あるか見るという意味もこめ、今回は見えるようにしています。
      • どっちがよかったのか今のところわかっていませんが、忘年会を通して周囲のリアクションでなんとなく見えるものがあるかもしれないと思っています。
  • クイズを出した人と出していない人をちゃんと区別できるようにしておきたい。
  • もしかしたらブラウザのリロードをうっかりしちゃうかもしれないから、そういう時に焦らず最低限の対処ができるようなアプリにしておきたい
  • 出欠管理をしたい
    • ついでに言えば、欠席の人のクイズはなかったことにできるようにしたい。

だいたいコレぐらいはかんがえてました。ごちゃごちゃしてるって?? 僕もアプリ作っている時にいろいろ迷走したんすよ、ちょうどこの欲しい物リストのように。

つくる

そう、これを着手したのが月曜日。 僕は一旦、学生のころからすこしずつ触ってきた、慣れてる jQueryを使ってアプリを書くことにしました。

そして、きっと忘年会までに余裕ができるだろうから、その隙にちょっと別のjsライブラリを触ろうと、意気込んでいました。

しかし、とある用事(後述2)があってそれはかなわず、jQueryで、しかもめちゃめちゃ読みにくいプログラム が完成しました。ここは、本アプリのネガティブなクソさ。非常によろしくないので、どっかのタイミングで書き直したいなあと思っています。

なんとなくさわった技術

HTML / CSS / JS

割と当然さわっています。 最近iOSDjangoしか触ってなかったので、なんかいつもより手がスムーズに動いた気がしました。 それだけ、Webの知識に比べてiOSDjangoの知識が足りないのかとちょっとショック...精進します。

Emmet

開発時に、久しぶりにつかいました。久々の素のHTMLで、シフトキーレスを謳っている自分としてはちょっと抵抗がありましたが、快適なコーディングができました。でもやっぱJadeのがいいわ。

Local Storage

初めてちゃんと真面目につかいました。便利ですね。 JSON.stringifyしたものをLocal Storageにつっこみ、引き出すときはJSON.parseして、オブジェクトが元通りになる、そんなことは当たり前なのですが、いいね! ただ、Chromeの開発者ツールからめっちゃ中身が見えたので、その方法で収納・取り出しをすると、思わぬところでセキュリティホールが開くんだろうなという妄想が...気をつけます...

総括

ああ、これ、くそだぁ。でも何もないわけじゃないな。

よかった部分

  • 自分のためのプログラミングができたのでモチベーションは高かった。
  • あした使えるクソアプリができた。
  • 久々にお家コーディングして楽しかった
    • 最近デザイン案件を家でやることが多く(後述2)家でエディタと戯れる機会がすくなかったので、iOS / Djangoのなれないプログラミングの息抜きになった(気がする!!)

よくなかった部分

  • 目新しい技術を触るきっかけとして期待していた分物足りない
    • スケジュール上の取捨選択の結果なので自分は間違っていないといえる、ものの、もっと上を目指したいなあ。
    • スケジュール把握超大事
  • デザインもこだわれていない

明日役立つクソアプリ、モチベーションは上がるけど、計画的にやりましょう...!!

後述って言った所

かしこいかわいい俺メーカー

エリーチカ!! お名前.comととラブライブのコラボのときの画像 こんな風に、任意の画像を自分のほっぺたにペタッと貼った感じの画像を作成するツールが作りたかった

これとかつかえるんじゃね

  • SkyBiometry
    • 顔の角度判定に
  • Three.js
    • 画像回転に使えそうだけど、Three.js以上に軽いやつがいいよなあとは思っていた。こいつすごすぎ。

最近デザインで忙しかった

kosenconf-100tokyo のデザイナーやってます!!

100カンファのロゴ!!

100カンファのイケメンデザイナーさんはこんな人です。皆さん仕事早いし積極的でクレイジーなサイコーなイケメンデザイナー@denari01に会いに来てくださいね!!!(当日は受付スタッフやってます)

※ 実はこのイベントとSPAJAMの忘年会が被っちゃって、SPAJAMの方が本当顔出して終わりか、最悪行けないんだよなあ...

余談だけど来年以降のいろんな場所でのプレゼンはどんどんフロントエンドエンジニアリングによせて行こうかな。あくまでデザイン寄りで攻めるけれども。